最低限の設定が終わったので次の段階。 普段使っているPCから操作できるようにVNCサーバーをインストールします。 VNCサーバーも色々種類があり買った本には「TightVNC」が通信データを圧縮して軽快に動作するとありましたが、TightVNCはRaspberry Piに接続しているディスプレイの画面と別の画面、新規のX Windowを作りそれを表示するとのこと。 自分の用途の場合は同じ画面が表示されてほしいので、同じ画面を表示するという「X11VNC」をインストールします。
色々なサイトの例にしたがい、引き続きターミナルのCUI環境から操作。 (GUIはマウスで操作できますがリストの表示・検索に時間が掛かるので、インストールするパッケージの名前がわかっていたりコピペの場合はCUIで操作したほうが早いです)
- sudo apt-get -y install x11vnc
- x11vnc -storepasswd
- x11vnc -usepw
ContinueやOKを押していきパスワード入力画面になったら先ほど設定したパスワードを入力してOK。これで表示されます。
(Raspberry PiのIPアドレスはRaspberry Piのデスクトップ画面の右上のPCのアイコンの上にカーソルを持っていくと表示されます)
リモート先PCのVNC Viewerを閉じると、Raspberry PiのX11VNCも終了します。これだと不便なのでRaspberry Piの起動時に自動起動し、終了しない設定を施します。 Raspberry Piのファイルマネージャなどで「/home/pi/.config/」の下に「autostart」というフォルダを作成し、その中に「x11vnc.desktop」というファイルを作成。 ファイルには下記内容を書き込みます。
- [Desktop Entry]
- Encoding=UTF-8
- Type=Application
- Name=X11VNC
- Comment=
- Exec=x11vnc -usepw -forever -display :0 -ultrafilexfer
- StartupNotify=false
- Terminal=false
- Hidden=false
VNC経由で表示される画面は最初にRaspberry Piにつないでいたディスプレイの大きさと同じになります。 自分の場合Raspberry Piにつないでいたディスプレイは1920x1200、リモート先はノートPCのためこれより小さい。このためリモート先では全体の画面が見えずスクロールさせないといけない状態です。 そこでRaspberry Piの起動時のディスプレイサイズを変更します。 Raspberry Piの「/boot/config.txt」というファイルを編集します。 上記のファイルは管理者権限でないと編集できないので、ターミナルから下記のように入力して編集します。
- sudo leafpad /boot/config.txt
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