2006/08/04

三次元



・・・なんかこんなネタあったな。

閑話休題。
仕事で3D CADを使っているんですが、CADを使っていない人の所でも見られるようにしようとするとものすごく苦労する。
2D CADではいろいろ問題はありますがDXFに変換さえすればそれを見る為のビューワーが数多く存在する。では3D CADではどうかというと、まだ定番となるようなフォーマットが出てきてない。
CADメーカーで自分のCADデータが見られるようなビューワーを出しているところもあるけど、大体馬鹿高くて試そうという気も起こらない。

そんな中、AdobeがAcrobatで3Dデータを扱えるようにしたというニュースを聞いたのがかなり前。で、社外の人に3Dで見せると話が進むなーという件があり、体験版をダウンロードして試してみました。
http://www.adobe.com/jp/products/acrobat3d/tryout.html
(しかしAdobeのサイトはなんであんなに重いんだろう)

結果としてはなかなかいい具合。他のビューワーと違い作成側がAcrobatを用意すれば閲覧する側はすでに普及しているAcrobat Readerを用意するだけ。
ちょっと動きが遅いというのはありますが、回転、縮小、ある部品を消して表示など結構細かい事も出来る。作成側ががんばれば閲覧側が寸法を測定する事も出来る。
プロジェクトで買ってもらおうかな~

ただし難点もいくつか。
・高い! 13万円。
・結構変換後のデータ容量が大きい。Pro/Eで6.5MBの容量の物を変換すると約1MBに。
 これでもかなり小さなアセンブリ。自分が扱う中でのトップアセンブリはこの10倍近くのアセンブリ、部品の固まりとなるので変換すると途方もないサイズになりそう。
 その前に変換出来ない可能性大。
・Pro/Eのデータを変換。トップアセンブリを指示して変換すると、それにくっついている部品(.prt)は変換するけど、サブアセンブリ(.asm)を変換してくれてない。
 2001i、WF2で試したけど両方同じ結果。これはかなりの致命傷。製品版だとうまく変換してくれるのかな。

と、珍しく仕事に関係した話でした。

0 件のコメント: